2023年度能楽鑑賞会に行ってきました

 日本文化学科では、日本の伝統芸能に触れるべく、毎年1~3年生を対象とした鑑賞会を実施しています。澳门葡京娱乐_葡京赌场官网【注册平台】5年度 2度目の鑑賞会は、3年生が対象の能楽鑑賞@宝生能楽堂です。

 今回は「十月 五雲能」より、能「三輪」と狂言「鞍馬参り」を鑑賞してきました。2018 年度まで本学で「日本文化実技Ⅳ 能の仕舞?謡い」の講師をご担当くださった和久荘太郎先生が、「三輪」のシテ(主役)を演じられました。

 能楽鑑賞は初めてという学生も多く、慣れない古語(今回は中世の日本語)にはじめは圧倒されましたが、日本語学の授業で学んだ文法の知識を活かして古語を楽しみ、能面や衣装の美しさ、演者たちの動きに感動する時間となったようです。

**********学生の感想**************

  • 今回初めて能楽を鑑賞しました。能と狂言どちらも、演出や演者の方々の演技、ぶれることのない歩き方と美しい姿勢、劇場全体までよく通る声に心を打たれました。 能「三輪」では、初めは笛のみや太鼓のみの演奏が徐々に他の楽器や謡の歌声と重ね合わさって壮大な音楽になっていく様子にとても感動しました。

  • 映像では得られない動きの繊細さと音楽の迫力を直に感じられた。足の動きや扇を使った舞など一つ一つの動作に乱れがなく重心がしっかりしていて、とても美しかった。

  • 能面自体は表情がなく感情を読み取れないと思っていたが、角度や動作でさまざまな表情を表現していたり、音楽に関しては能管と謡の伸ばしと大きさが安定していたため、それらの技術に驚かされた。

  • 狂言はコミカルな台詞回しがとても面白かった。能の厳かな雰囲気とは打って変わって明るく軽快な印象の舞台で、長時間鑑賞する観客を飽きさせずに楽しんでもらう工夫が凝らされていると感じた。

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 この能楽鑑賞への参加は、日本文化学科3年生の恒例行事となっています。今回は、各自でコロナ?インフルエンザ対策をしながら無事に終えることができました。

 今後も状況を見ながら、日本文化に触れる活動を継続していく予定です。

宝生能楽堂前で記念撮影