違いが当たり前の社会を展望するために~外部講師をお招きして

生活文化学科が主宰する「ユニバーサル?ケア研究所」では、定期的に研究員や関心ある教員による研究会を開催しています。

 

1月24日(水)の第4回研究会では、国際視覚障害者援護協会理事で、ご自身もロービジョンの芳賀優子さんをお招きして勉強会を開催しました。

 

芳賀さんは、大手宅配会社に勤務当時、視角に不自由がある方も、手で触って不在連絡票とわかる“切り込み”を入れる工夫を提案し、実現に貢献された経験もお持ちです。

ご自身の歩みと、人権、福祉、ユニバーサル?デザイン等との密接な関係を真剣かつユーモラスに語ってくださいました。

? 芳賀さんはご自身が学生時代に聞いた言葉を紹介してくださいました。

「障がいは苦しいことでも素晴らしいことでもなく、単なる事実である。」

 

障がいの有無にかかわらず、自分のことは自分でやる、やれないならその理由を自分から伝える(「様子から察して」ではなく)、そうしてみんなが手を差し伸べあう姿勢が、欧米の福祉やケアのベースにあると芳賀さんは云います。

 

芳賀さんのお話をうかがい、「みんな違って当たり前」という社会を本当に展望していくためには……を考えていくきっかけを得ることができた勉強会でした。

芳賀先生、ありがとうございました!